登四郎どうしよう14

平成2.11.20 富士見書房刊行
俳句研究別冊 能村登四郎読本

詩歌をやる人間は太ってはいけない。プヨプヨの体で辛いだとか、寂しいだとか、不幸であるとか、いやいや、幸せいっぱいじゃないか、とツッコまれるようじゃいけない、と25歳ぐらいまでは思っていました。

食べても飲んでも太らない20代が終わると、それはもうブクブクブクブク太ってきます。

これは限界だ、とワンダーコアミニ、みたいなやつ(別の会社から出てるやつ)を妻に頼みこんで購入し、二週間ほど毎日腹筋を頑張っています。

体重を10キロ落とすのは、俳句を千句作るのと同じぐらいのエネルギーが必要です。

登四郎句集『天上華』より。

すこしくは霞を吸つて生きてをり

省エネ。

過去とすこし遊ぶこころに青き踏む

あの頃はウキウキだったね。

滝行のすみし火照りとすれ違ふ

すれ違う瞬間、ジッと見る。

明け易く明けて水原先生なし

この句集は師と妻を失った悲しみが詰まっています。

秋祭終り用済みの老人たち

解散。

何となく禁句がありて小望月

アレはなしで。

鶏頭をあさき夢見のあと倒す

ばたばた。

浅漬を噛みその音に酔ひゐたり

浅漬を味わい過ぎている。

摑みどころなき初夢となりにけり

初夢はいつももやもや。

壺焼に苦みのはしる昔かな

苦い臭いは酒に合う。

志賀直哉旧居より見る梅雨港

尾道の観光名所で、よく猫が居ます。

手のとどく所にものを置いて冬

動きたくはない。

暗きより暗きにもどる除夜詣

なにごともなく。

風邪の句が多くて選者にもうつる

インフルエンザの句は採らないので送らないように。

板前は短髪がよし叩き鯵

料理は気分。

一度だけの妻の世終る露の中

有名句ですね。静かで激しい悲しみ。

さび鮎や忌明けの酒のひと滴

黙々と酒。

魂までとろける朝寝してみたし

なーんにも考えたくはない。

逃げ水に逃げられて逢ふ美僧かな

美僧「オッス、オラ美僧」

今も世に絵踏のことのなくはなし

いつの世も悲しみがある。

じゃ

ばーい