六大家って知ってっか?川柳の話だよ 「第4回 何と言っても岸本水府4」

岸本吟一編『川柳全集4岸本水府』(構造社出版、昭和56)
今川乱魚、大野風太郎監修『岸本水府の川柳と詩想』新葉館出版、平成20)
『十人百話9』(毎日新聞社、昭和49)
東野大八著、田辺聖子監修・編『川柳の群像』(集英社、2004)

やっほー♪きりんのへやでございやーす、今木曜日、朝の三時です、あと数時間したら会社に行かないといけません、あぁまいったまいった、早くきりんのへやを書かないと・・・、疲れたりあまり寝ないでいると、ふっと遠い昔の事を思い出す事があります。

高校生の時クラスアンケートというのがありましてね、ヤンキーとかカワイイ子が『彼女にしたい人』とか『結婚したい人』とかにランクインするあれです、なぜか今それを思い出しました、僕はそのアンケートで、『怒ったら怖そうな人』『不思議ちゃん』『天然な人』という名誉ある三冠王を獲得したのでした、僕高校生の時一回も怒った事ないんですよ、僕天然じゃなくて計算なのに・・・、不思議はまぁちょっと不思議かもしれないけど・・・。

あの時思いましたねぇ、「僕の何を知っていると言うんだ!」って、あと、モテたいな、って・・・

何の話だっけ、眠いよー、えと、そうだ、川柳だ、そうそう、岸本水府の話でしたね。

…うおおっ、岸本水府四回目だから今回最終回じゃん!!こんな眠いテンションで書いてちゃいかん、空腹にコーヒーを流し込んで、さぁ書くぞい!
水府のことばを引用します。

川柳は日本人の言葉のリズムに合った十七音字を日常語で行く人間諷詠であり、喜び、かなしみ、笑い、矛盾、皮肉、軽快、あこがれ、理想が存分に奏でられる街頭録音である。何という奔放自在な文芸であろうか。
(昭和27年)

さぁ読むぞ、よし行くぞ、出発!

十九からはたちへ女年をとり

みんな大人になっていくんです、モーニング娘もAKBも

鈴をならべる一つづつ鈴の音

鈴の姿が不思議とくっくり見えます

富士山の見える学校うらやまし

確かに、なんか元気出そうですもんね

十二時を指して時計のいい最後

確かに、僕もいい最後が迎えられるよう頑張りたい

飛車が来て桂馬香車のいい覚悟

確かに(またかよ)、僕もいい覚悟が持てるように頑張りたい(ここもまた、またかよ)

お母さんはよごれよごれてこどもの日

あぁお母さん、そんな姿が美しいぜ、そして泣ける

桐の下駄苦労しぬいたお正月

なんとかかんとかお正月を迎えたねー、と熱いお茶を家族で飲みながら

ひるめしという面倒な孤独感

あぁわかる、面倒ですね、光合成で済むなら光合成で済ませたい

女湯に桶が転げて子持なり

明るいですね、銭湯行きたい

いい女小指縮めて筆を持ち

僕は中谷美紀が好きです

ものおもひお七は白い手を重ね

だから僕は中谷美紀が好きなんですって(どうでも良いし関係ないね)

新聞へ鋏は父の悪い癖

うまく日常を詠んでますね、悪い癖ってあたりがちょっと可愛い

戦争は憎し石鹸なしの風呂

石鹸とか身の回りの物の不足がリアルで現実感がありますね

預けていない銀行のカレンダー

あはは、わかる、よく見てますね、ティッシュとかね。

教室に母も来ている手をあげる

はーい、あぁ健気、僕にもそんな頃があったかしらん

どうですか、中谷美紀、じゃない岸本水府、一回目から60句紹介させていただいたんですが、面白いでしょ?ね?面白いんです!

田辺聖子さんの『道頓堀の雨に別れて以来なり』という有名な小説もあって、知らない知らないと言っても岸本水府の名は知られています、 なのでわりと有名な句は落としたりもしましたが、僕の手書きのノートには200句ぐらい面白い句を書き抜いてあります、それぐらい良い句がたくさんあるんです。

中谷美紀やつげ吉春の事ばかり考えている僕じゃ無理なので、誰か出しませんかねぇ、『超川柳21』とか、ふらんす堂の精選句集シリーズみたいな形で、川柳シリーズとか、お金と知恵がある方だれかやりませんかねぇ、『現代の川柳』、やったモン勝ちだと思いますよ、もうっ!誰かやってよ!

えっ?僕?ダメダメ、無理無理、さ、朝だ、もうすぐ出勤だ、ふぁ~あ、用意するかな、それじゃ来週は、もちろんアノ人をやるよ、お楽しみに

バーイ(気絶しそうに眠い)