六大家って知ってっか?川柳の話だよ 「第10回 一、二の三の三太郎2」

渡邊蓮夫編『川柳全集5川上三太郎』昭和55、構造出版刊行
『川上三太郎年譜』平成1年、川柳研究社刊行

今、新宿の電気屋に入り携帯電話を充電しました、百円で充電できるなんて便利な国になったもんですね。 充電を待っている間に店内をうろうろしてたのですが、欲しい物が何もなく、というよりもどう使うのかわからない物ばかりが売られていて、あれ、僕こんなんでよく生きてんなとゾッとしました。キーボードで文字を打つよりボールペンで書く方が早いとか、パソコンで調べるより直に現地に行く方が早い、音楽はCDで聞くのが一番楽だし、乾電池で動く物は信用できると結構本気で思っています。
と、そういう話を70歳ぐらいの人にすると、なんだか知らないけれど、偉い、と言われる事があります、逆に若い人、特にK野さんとかにパソコン怖い、嫌、みたいな話をすると両目を三分の一ぐらいに細め、少し冷ややかにされます。

眼鏡をかけているせいか、パソコンに強い、数学が得意、ガンダムに詳しい、プラモデルとか精密に作りそう、ボンボンで苦労した事がない、囲碁将棋に強そう、お父さんお金いっぱい持ってる、俳句好きそう、とかよく言われます。
俳句好きそう以外は全くハズレです、我ながら実に残念、無念、将棋とか強い人に憧れます、カッコいいじゃないですか、こう作成練ったりとか。

えぇーと何の話だっけ?あぁそう、そうそうそう、川上三太郎の二回目やりますよ、そら、出発!

子供は風の子天の子地の子

代表句の一つです、子どもへの目線が優しい

天麩羅屋クライマックスらしい音

あぁ、終わってしまう、クライマックスって・・・

あらかたは社長が笑ふ社長室

そんなもんです

追ひ詰めてから狂犬の涙を見

あぁあわれ

謝つている眼のはてにある闘志

絶対悪いと思ってません、向かってくる目です

子沢山一人ぐらゐはでも遣れず

みんな可愛いのよ

河豚食つて帰つて妻に黙つてる

稚拙な作りがかえって楽しい、内緒内緒

これでこの友を失ふ金を貸し

あぁ悲しい、貸す方も借りる方も

冬の酒三角の胃にまづ届き

染みるぜ

九回裏別に奇跡もなく負ける

別にが、なんだか可笑しくて悲しい

鮟鱇へよく来てくれた友二人

さぁじゃんじゃんやろう!

でんきプラン低俗な香が浅草だ

ごちゃごちゃしてて楽しいのが浅草だ

新年を蒼蒼として河童ゐる

かなり蒼い

恐山イタコにすがる目腐れ婆

ひぃ・・・、恐山シリーズの一句です

鴉ひよこりひよつこり寒いなあ日本海

良いなぁこの句、寒いなあがジーンときます。

さ、今日はここまで、あれ!?来週できりんのへや50回!?何かやるかなやらないかな、うふふ。 そんじゃ、バーイ