この前池袋の寄席行ってですね、わりと地味な縄マジックをしている手品師(ダークさんです)がですね、こう、ほら♪輪っかが取れました♪とかやってまして、すごいんだけど地味なマジックですから、会場は、わっと盛り上がると言うよりは、なんだかほんわかであたたかな空間になっていました。その時にこにこしながら手品師(ダークさん好きなんですよ)がこう言ったんですよ
「大丈夫ですよー、こういうのがねぇ、ずーっと見てるとね、面白くなってきますからねぇ」
!!?
あ、これか、僕がやりたいのはそこかもしれんぞよ、と猛烈に思ったんです。
なんかこうーね、じっと見てるとねー、タハッ♪
って、うーん、寄席もたまには行った方が良いなぁ。
という事で京童さん三回目ですよ、縄マジックを見るようなあたたかな目でごらんくださいな。大丈夫!面白いから!
鮎宿の屋根の空より来る筧
壮大な句のようで…筧だよ、こういう句好きだな、朝食べるお茶漬けみたいで
あちこちに落つる筧や鮎の宿
あちこちに落つる…
筧だよ♪
夏草の土手を前なる川料理
夏草の土手を見ながら食べる川料理は最高だなぁ、ねぇ虚子先生
かさなれる岩のはざまの日傘かな
京童さんの「かな」は「だよ」と言い換えてみたい可愛らしさがある
瀧空をよぎれる橋は甲州路
あと語尾に「だよ」を付けてみたい可愛らしさもあるだよ
滴りて苔の清水の溜まりけり
「滴りて」がちょろっとしていて良い
洗はれて青き石なり鮓の石
これは見事な鮓の石、ほー
蕗の葉のかぶせてありし鮓の桶
これはナイスな鮓の桶、ほー
大丈夫!面白くなってくるから大丈夫だよ、だんだん面白くなるよー
農園の長き茄子にあきれたる
おっ、面白い俳句出た!あきれるほどのほのぼのさを味わいたい、この「長き」のぼーっとした味わい
朝々の初なり茄子の機嫌かな
機嫌だよ、「朝次の」が嬉しい
なつかしや根岸に残る木槿垣
虚子流のなんでもありな「や」、うーん、面白い
門内に五六軒ある木槿垣
五六軒あるんだよ
美しきはじかみのあり滴みたる
きゃっ♪と声を挙げない程度のがよろし
百花園雨月の門を閉しけり
閉ざしていたことよ、いやほんとに
萩ふかく雨月の座敷ともりけり
ともっていたんだよ、いやほんとに
二句とも好きよ、雨月が乙よ
白水の流れ溜れる秋海堂
流れたり溜まったり好きだなぁ、よく見て作る人だったのかな
秋冷の麦藁帽子かかりけり
秋冷がぴっとしていて良い、あぁあの夏は素敵だったわ、あぁ武蔵野探勝
冷かや芒にさはり萩に触れ
軽やかなタッチ
タッチ♪タッチ♪萩にタッチ♪
タッチ的なね、今思い付いたんだけどさ
という事で、うーん、京童さん、まだ化けてない、これからまだまだあるよ、京童さんの面白俳句、みんなみんなだんだんと京童さんが好きになりますように
そんじゃ、ばーい