まつもとさん、戦後って色々ありましたねぇ5

昭和63.2本阿弥書店発行『まつもと・かずや戦後俳句集』

昭和44年(大学紛争全国に広がる。アポロ11号、月面着陸)

ヒロシさん家で花火を見てきました。おぉこれはビール、なんと地ビール、わおニッポン酒、よく冷えーた、これはぁシャンパン、イエース、これはスシー、トロー、これはウニー、イエースわたし、イクラ好きでーす。おぉー、カレーまでありますかー、わたし辛いの好きでーす!!

ワンダホー、花火が三方向に!!なんと良いところなんでしょ、そのまま3年ほど住み着いてしまおうかと思いましたが、まぁ僕も大人なので家に帰る事にしました。帰りの電車でご機嫌に酔っ払った僕が「せーげつがですねぇ…、ぼくぁ~勉強しよ~とぉ~思うわけで~す」なんてうだうだ言ってても、伊那男さんあたりふむふむ、がんばんなさい、と聞いてくれるわけです、皆様神様ではないかしら。行きから帰りまで、大変楽しかったでございます。あぁ夏ももう終るのかねぇ…。

たまにで良い、十日に一回で良い、人間は楽しい事があればまたしばらく生きていけます。ヒロシさん、皆様ご馳走さまです、ありがとうごぜーました。

えーと、なんだっけ…、あ、先週の続きね、さ、読もうかね、まさかの五回目ですよー

●月着陸みているなにものかもみている

素直に喜んだりはしないらしい

●アポロの夜が明け日本人はまた薬を飲みだす

やはり素直には喜ばない、反骨過ぎるぜ

●女の息のかかったものばかり食わされ年をとり

素直に「美味しいね」とか言わない(実際は知らないけど)のがまつもとさん、そこもまたじわじわ好きになってきます。

昭和45年(三島由紀夫割腹自殺)

●生きものいないとわかった月の美しさはものすごく

不思議なリズムの美しさがある句。けれども僕は新橋や新宿、巣鴨や千住も愛したい。

●芸にそっぽ向くアシカその翌日は悲しいまでに餌を食べて

今でも句会費(飲み食い交通費が高いのよ)が足りなくなると本を売りに行きますが、だいたい畜生と思って帰りにレバニラ定食を食べます。ワビサビ寂し、レバニラうまし。

昭和46年(1ドル308円)

●震え声で女にあたれば猫が出て行った

よくないでございますな

昭和47年(グアムにて横井昭一さん発見。あさま山荘事件)

●少年エロを考え幼女を犯そうとしている有刺鉄線

思いついたからと言ってなんでも言って良いわけじゃない、でもエロを考えというフレーズはなかなか。

●靴屋には靴がたくさん並んで電気の下でただ黒光りして

ワビサビワサビもうすぐ30、だからなんだってわけでもないけど

昭和48年(ベトナム戦争終結。麒麟誕生まであと10年)

●むなしいというくらやみに引っ張られる

異性にモテず、友達が少なく、スポーツも勉強もダメ、貧乏で寂しく人を妬む、あぁ僕みたいな人達よ、俳句でもやりましょう、だいたい50歳以上だけど友達ができます、そうすれば楽しいよ。

今週もまつもとさんの激しい人生が伝わったかな?ではまた来週。

ばーい