さぁ後半戦、お盆に書き始めた「尾道～広島紹介」のスペシャルキリン、もう九月になっちゃった…。今までこんなに更新が遅れた事があっただろうか…。主な原因はスマホが使いこなせなかったためでした…、なんどへし折ってしまおうかと悩んだ事か…。ウソウソごめん、愛してるよ、スマホちゃん。
前半を「見てください！」と村上さんにメールをしたら、「長いですね…」と返事をいただきました。僕もそう思います。今回も長いよ、気合いで読んでね。
では始めましょ、今回は思い出話が大半、僕の親戚ぐらいしか喜ばないかもしれないけど…、良いんだスペシャルだから。
秋風やきりんの家のあるところ 小川楓子
僕が幼い頃の尾道は、近所に馴染みの米屋、マイナーなスーパー、床屋(必ずカリアゲにされる)があって、たばこ屋でお菓子や漫画雑誌、中学生になると、英語のラジオ講座本などを買っていました。昔のたばこ屋というのはコンビニのように万能なのです。
TSUTAYAなんかなくて、なんだか怖いおじさんがやっている高額なレンタルビデオ屋がありました…。
セブンイレブンが出来た時には尾道市民が行列が作り、うまいのぅ～、セブンイレブンの肉マンはうまいのぅ～、と今までマイナーなコンビニのふやけた肉マンしか食べた事のない僕らは驚いたものです。
高知で初めて吉野家に入り、牛丼をください、と注文したのも、白木屋や魚民を立派な高級居酒屋だと思っていたのも懐かしいなぁ…。
今、尾道は観光地として発展し、コンビニやホテルがどんどん出来て便利になりました。住むにはもちろんその方が良いに決まってますが、僕には野良犬が近所をウロウロしていたあの頃もまた味があった気がします。
鈴虫の好きな子も来る同窓会 小川楓子
学生の頃は不思議とヤンキーに好かれました。しかしながらヤンキーが、クラスの可愛い女子とキャイキャイ言ってるのを見るたびに、気に入らねぇ気に入らねぇと呟いたもんです、田舎ではヤンキーはほんとにモテるのです。
あのヤンキー達も、結婚したり離婚したり太ったり子ども出来たり、逮捕されたりギャンブルや風俗にはまったり、哀しくて、愛しい。
住む島と住まぬ小島よ鰡飛んで 小川春休
昔は林芙美子、今は麒麟の母校、尾道東高等学校。ここは尾道市、向島、因島、さらにもっと遠くから生徒が通ってくる面白い学校であります。瀬戸内は村上水軍の里ですから、僕の学年には村上さんが12人居ました。僕は昔から村上さんの世話になっていたのでました。ちなみに僕に初めて出来た彼女の名字はやはり、いや、やめとこ…、Mちゃん結婚おめでとう！
全員「村上くん」で俳句甲子園に出れば良いのになと思う、水軍チームとか強そうじゃないか、野蛮にいこうぜ、勉強なんて出来なくても俳句はできる。
あ、村上兄さんは村上水軍と関係無いです、多分。
さてさてなんだっけ、そうそう、今年の盆は厳島神社に行ってきました。えぇ、あの鹿のいるところ。
県内とは言うものの、尾道からはかなり遠くてちょっとした旅です。だいたい広島市が遠い、むしろ尾道は岡山に近い。
あ、東京でよく「尾道は岡山県？」と聞かれますが
尾道は広島、倉敷は岡山、ポニョは福山
はい、覚えてください。
簡単に言うと春休さんに会うよりはユキオさんに会う方が簡単なのだ、何の相談もしてないけれど、そのうち三人で尾道吟行をしたいと考えてます。来てね♪
広島と尾道の違いは訛にある。
尾道では「～じゃけぇ」と語尾につく、所謂「～じゃけん」とはいかないのだ、なので広島市に行くと少し言葉が違うのでドキドキします。
春休さんに俳句くださいとお願いしたら、良いのがあれば選んで使ってくださいと俳句と広島紹介をいただきました。
春休さん、全部いただきます！
【八丁堀・肉のますゐ】
終戦日ランチ三百五十円 小川春休
※ サービストンカツ（トンカツとライスとポテトサラダと茹でキャベツのセット）は今でも350円。ライス大盛りにしても380円。
【鷹野橋・喫茶ルーエぶらじる】
喫茶ぶらじる日盛も小暗しよ 小川春休
※ モーニングセット発祥の地と言われる喫茶店。モーニングのトーストが絶品。
参考：http://ja.m.wikipedia.org/wiki/モーニングサービス
広島市は路面電車がコトコト走っているところ。なかなか風情はあるけれど、車の運転は怖くないのかな…。
【市内電車】
原付が残暑の市電擦れすれに 小川春休
厳島神社へはなんと広島駅から路面電車で一時間ほどかかる…。ちなみに麒麟の家からは二時間半ほどかかる…、遠いのですよ。
さて宮島に着いたら、まずは穴子を食べよう、できれば常に行列の有名店ではあるけれど、『うえの』という店が良い、美味でござる。鰻と違って並も特上もあまり値段は変わらないので、ケチらねがオススメ。
あなご飯食うていよいよ初詣 西村麒麟
西国の人が、あなご飯、初詣とくれば、宮島だ、と思い浮かべて欲しい。
宮島は訪れるたびになんだかありがたーい気分になる、やはり世界遺産とはありがたーいものなのだ、鹿がたくさんいるのも良い。だいたいあんなにデカくて赤い社が海にちゃぷちゃぷ浸かっていて腐らないところがすごい、やはりありがたーいのだ。厳島神社はほんとにリアルな竜宮城みたいなところ、一度は必ず寄ってください。
せっかく広島市に行ったらば、当然お好み焼きは食べておきたい。せっかくなんで、キャベツとそばがもりもり入ったやつでなければならない、お腹いっぱいになります。
ちなみに僕は母の手料理となると、肉じゃがとかではなく、お好み焼き
【お好み焼き屋】
お好み焼切れば層見え汗も出で 小川春休
良夜なりお好み焼も箆も熱つ
広島のお好み焼き屋に入ると壁にはカープの選手のサイン色紙や新聞などがわんさか飾ってあり実に賑やか。
もし広島の人と仲良くなりたければ、カープの前田を誉めよう、大野でも良い、北別府でも良い、ちなみに僕は山内が好きだった、あのUFO投方はよく真似したものだった。あと正田は渋くて良かった。
甲子園の松井くんもメジャーの松井選手もみんなカープに来れば良いのだ、金本選手も帰ってくれば良いのだ、カープファンは熱烈に迎えるに違いない。バースやオマリー、伝説の助っ人をみんな呼んで代打で使うのもどうか。ちなみに僕は阪神の八木選手も好き。一芸に秀ている人が好きなのかもしれない。
軽快にきりんのへやを書いていると…
ぴんぽーん
ん？宅急便？？
…筑紫磐井さん！？え？なにかな…
あ、もしかして…
今度わたしの本送りますよ、ええ、はい、サイン？わたしので良ければ…、え？短冊ですか、あなた中々図々しい…。
というやりとりがあったぞ、さっすが、ほんとにいただけるなんて、ラッキー、るんるん♪
あれ…、なんか重いな…、ダンボールを開けると中からミイラのように布でぐるぐる巻きにされた大きな石が…
恐る恐る布を剥がすと石にはビッシリと文字が彫られていて…、えぇ…と、なになに…
えぇ！！えぇー！！！
な、なんじゃあこりゃあ！！？
スマホの容量オーバーだそうなので、まさかの続くで
ばーい