杉本零句集「零」
平成元年二月二十一日、杉本零遺句文集刊行会発行
また開成の句会にお邪魔してきました。久しぶり生駒くん(麒麟に優しい)と会い嬉しく、わー、生駒くんじゃん元気?と話かけると「どうも、麒麟さん酒断ちはまだやってるんですか?」「いや、もう、解禁だよ解禁、やってらんないよね飲まないと、ねぇ?」「やってらんないですよ、ハイ」「生駒くん前ダイエットしてたじゃん、野菜ばっか食ってたよね?」「ええはい、やってましたねそんなこと」「生きてて何が楽しいんだよって思ったでしょ?」「そうですね、ええ」「精神に悪いよね、ダイエット、病んでくるよね、こう、イライラっとして、ねぇ」「ええ、はい、そうですね、悪いですよね」
生駒くんは優しいイイ青年です。
さ、零さんやりましょ
●水馬に肩車して水馬
水馬の軽さがいい
●ためしつつ角を繰出す蝸牛
不器用ですから。男のうじうじ感がいい
●立てかけてある自転車に柳散る
なんでもないんだけど、やはり的確な言葉の使い方をしている
●紫陽花にそれより額に似る女
女って言われるとなんだか色っぽく感じてしまうのは僕が男だからかなぁ…
●お砂場の砂の漣冬日和
お砂場でご学友と遊びたし
●深く吐く息の白さに気づきけり
ふうぅ~
●連れの子のはぐれ来てゐし夜店かな
不安そうな顔でキョロキョロしてそうなところがいい
●師走の句詠みての師走心かな
大きめの寿司湯呑みで熱い茶を
●金魚来てたじろぐ泡の柱かな
たじろぐに零さんを感じたあなた、零さんファンです。
さ、また来週、いつまで零さんが続くのかは実は僕にもわかりません。
ばーい