ミスター零⑮

杉本零句集「零」
平成元年二月二十一日、杉本零遺句文集刊行会発行

休みなんだけどとりあえずいつも通り起きてしまい、シャワーをいつもの三倍ぐらいの時間浴びました。

最近談志の本を読んで色々思うとこがあり、今日は「面白過ぎる句はなんで飽きるんだろ」とか「悪ウケ」とかいうテーマをもやもや考えつつ、いやでもウケない事がいいわけじゃなく…、うーん…。

青畝はなんで面白いんだろ、青畝の有名じゃない地味な句の味わいはなんだろ、うーん。

というテーマに変わっていき

最後は

幸せになりたい

という事を考えながらひたすらシャワーを浴びていました。

もう15回も零さん書いてますから、五人ぐらいしか読んでないんじゃなかろうかと不安になっていましたが、嬉しい事に意外と読んだよと言ってくれるので、10人ぐらい、いや12人ぐらいは読んでくれてるんじゃないかとやる気がすやすや出てきました。

さ、今日も零さんですよ

翻しつつ巻直すショールかな

見せつつの

折もよく春風邪軽くひきにけり

そんなに辛くもないけど二次会はパスで

雛菓子の籠のリボンの花結び

普通なら可愛いーと思うところ零さんは、リボンをほどかないといけないと思ってしまうのかな

春寒のまことをまことしやかに言ふ

言ったぞ、まことしやかに

縄跳びで来て春水の邊に止まる

書いてないけど少女の気がしました

ブルースと云へばこの曲夏も逝く

結局どの曲か教えてくれないあたりもまた良い

雛の間のうすくらがりに馴れ来し目

やや暗いぐらいが好き、多分零さんもそう。真っ暗は不安になるけど暗いのは落ち着く。

短日といへど昏るるに間ある沼

沼かよ的な、俳人はだんだん、草とか蔓とか溝とか墓とか沼が好きになっていくのかな…。岸本さんみたいだけど。

忍ぶとも偲ぶとも宛文字涼し

人生を忍んで偲ぶのです。

今週はまたちょっと句の感じが変わってきた気がします。

また来週、ばーい