平成6.12.20竹久夢二伊香保記念館発行
筑摩書房「夢二句集」より
引越のため、旧麒麟庵最後の大掃除をしました。
ベランダを見るとかぶと虫の頭と角と脚が二本落ちていてですね…。いやもうダメかと思いました。箒でぺいっとかなたに飛ばし、埋めたりできなくてごめんと思いつつ水をダバダバ流しました(一階なので)。
僕だめなんですよ、脚に節がある生き物が…、怖くて怖くて…。ちなみに昆虫の写真とかもダメなので、昆虫図鑑やムシキングのぬいぐるみも触れません。だから蝉とかもダメです、内側が節だらけなので…。
小さい頃平気だったものがだんだん苦手になってきます。最近は尖ったものがこっちを向いてると刺さりそうな気がしてしまい気持ち悪くなります。
あぁ、生きにくい…。
今日も夢二さんを読んでいきましょう、そんなに巧くはないんですけど、味わいがあります。
ありがたや若竹の芽の掌を合せ
新しい上五、ありがたや。うーむ。
ぼんやりと我を見送る生徒あり山の秋
これ好きです、なんかはみ出てるけど、そこが良い。
曼珠沙華あの女はまだ吉原にゐるやらむ
これもなんかはみ出てるけど、そこに味わいがあるような。
造花の菊でさへ何かしほらしい
何言ってるだか、とか思いつつ、そこに味が…、あるような。
村長様の鴨緑江節(おうりょっこぶし)の哀しさ
これは面白い、なんでしょうこれは。村長様って!?
鳥に石を投げて湯治客二人
暇
風鈴や仲よくすればねたまれる
こいつぅ、うふふぅ
鈴虫を袋に入れる男たち
食べるわけではない
ぬれるものはぬらしてお葉夕立に
あれ、モデルのお葉さん?お葉さんって名前も色っぽい。
ひとりすむこのかくれ家に二度の秋
つげ先生の漫画にかくれ家でゴロゴロする話があったけど、男はみんなあんな風にゴロゴロしたい、怠けたい。
そんじゃ、掃除がまだ終わらないので
ばーい