昨日は、新潟県小千谷市へ。この秋、「俳句部はじめました」という全三回の俳句講座を担当させてもらうことになったのだ。その第一回が10月12日の午後。朝起きて、いそいそと新幹線MAXときに乗り込む。驚愕したのは、新幹線が二階建てなこと!嬉しくなって、もちろん二階を選びましたよ。そしたら地元の方に「一階は全然景色が見えないんだけど、駅のホームの下が見えたりして面白いよ」と教えていただく。帰りはさっそく一階に乗ったのだが、今度は夜で景色が全然見えず。今度は行きに一階の景色を見てみようっと。
しかし、新潟も浜松も、日帰りできるんだからすごいことだなあ。交通技術の発達って。こういう時代の『奥のほそ道』って、もう、深海とか月とか行くしかないのか。
公民館に着くと、な、なんと!こんな立派なパネルを用意していただいている(恐縮)。
お昼ご飯は、小千谷名物の「へぎそば」。海藻を練りこんだおそばで、普通のそばよりもツルリンとのど越しがいい。秋はきのこがおすすめとのことで、きのこ天ぷらぶっかけそばをいただく。
今回の講座には、新潟から「とねりこジュニア句会」のみなさんが参加してくださった。伊香保の大会で会った織田亮太郎くん、新潟在住と聞いたので、今度新潟行くよ!若者たちに会いたいよ!と言ったら、句会のメンバーを連れて、遊びにきてくれたのだ。俳句甲子園常連の巻高校の男の子4人と、女子大生2人。そこに、地元の角川俳句賞俳人、阿部静雄さんも加わって、講座の始まる前に、控室で談笑。講座でも、高校生たち歳時記を持参でしっかり俳句を作っていた姿、頼もしかった。来年は松山で会えるといいねえ。
ちなみに、今日のお題は「新米」と「かぼちゃ」。地元の特産品を用意していただいた。新米の句に、特に実感がこもっている句が多かったような。最高点句は
新米や地蔵の前の握り飯 よしあき
モノに語らせてるところがいいですねえ。
3番人気の5点句、
新米を運ぶ農夫の色黒し ふさこ
日焼けした肌に、農作業の月日が感じられるし、新米の白と農夫の肌の色の黒が、色彩的にもコントラストがきいている。巧みながらさらっとした作り、これは手だれか……と思い、作者に句歴を聞くと「今日はじめて作りました」とのこと。ご本人も驚いていたが、私も驚きました。
「俳句部はじめました」、第二回は今週末の日曜です。
10月19日(日)
13:30~15:30 プチ吟行句会体験 西脇と語らう午後
なんとかの西脇順三郎の出身地である小千谷。公民館には西脇の蔵書などが寄贈された記念室があって、そこで特別に句会をさせていただけることに。西脇の描いた絵や生原稿などを見ながら、室内で吟行をして、俳句を作って句会もしてみましょう、という講座。一回目がホップだったので、今回はステップ。まだ若干余裕があるようなので、ご興味ある方は小千谷市まで。
0258-82-9111
ちなみに、最終回は、小千谷市文芸のつどいという文化大会の講演会として行います。
11月3日 15:00~16:00
近現代の名句を挙げて、会場のみなさんに好きな句を投票していただきつつ、俳句の魅力について語る予定です。
帰り、電車が人身事故で遅れているということで、駅で一時間近く足止め。駅前の土産屋さんで、ルレクチェ(洋梨)風味の柿の種をGETして、夕焼けに見とれつつブレイクタイム。
洋梨味のチョコに柿の種がコーティングされた代物。今年の新商品らしい。柿の種も、ルレクチェも、新潟の特産品で、ひとくちめはちょっと違和感があるような気がしたが、だんだん癖になってくる味。おみやげに数袋買い足して、ようやく到着した電車で帰京の途に。




