小千谷な文化の日

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思いがけない機会をいただいて、秋に三回通った小千谷。第一回は入門講座、第二回は西脇順三郎記念室での吟行句会、今回が最後の第三回で文化の日に講演を。4Tの誰が好き?とか、どっちのほうが良い句クイズとか、挙手でみなさんの好みや答えなども折々伺いながら、俳句の魅力について句を挙げつつお話しての1時間強。「三回講座で、最後は講演で、お願いします」と声をかけてもらって、企画段階から一緒に考えさせてもらって、構成考えて、三回バリエーションをつけながら、楽しくやらせていただきました。地元のみなさんも朗らかに参加してくださって、小千谷、本当にいいところです(ゲンキン)。

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長岡の駅で買った佐渡のもずく。歯ごたえしっかり、風味はゆたか。三杯酢にて。

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銘菓「小千谷の坂道」。落雁のほっこりした感じの食感の和菓子で、やさしい気持ちになる。ほかにも柿の種やおかきが名産で、どれもおいしかったです。中でも今回個人的に大ヒットだったのは、参加者の方からいただいた、澤田屋さんの越路せんべい。ふわっさくっとした食感のおせんべに砂糖がけをほどこしてある、超高級な「雪の宿」みたいなおせんべい。愛媛は新居浜の田岡秋月堂「柚せんべい」がダントツだった私的せんべいランキングに、ぐいぐい食い込んできました。すごく美味しいです。

あ、いやいや、煎餅の話ばかりでいけません。小千谷、はじめて行ってからまだ一か月たってないのに、すでに懐かしい。まだまだ、闘牛もみたいし、錦鯉も見たいし、信濃川のそばへも行きたい。四度目の再訪を心に決めて、帰路についたのでした。最後に、西脇順三郎記念室での一句を。

詩に倦めば絵筆をとりて渡り鳥  紗希