エフーディvol.1販売開始

11月24日の祝日、いそいそと、東京モノレールに乗り込む。といっても、羽田へゆくのではない。降りるのは流通センターという駅。東京モノレール、空港以外で下車するのははじめてなり。

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文学フリマとは、一般の有志によって運営される、文学作品全般の展示即売会、ということらしい。

文学フリマHP

私も、参加するのははじめて。ブースを予約して、そのブースで、自分の作った同人誌などを販売するというもの。コミケの文学版といったところだろうか。実際行ってみると、高校の文化祭みたいな雰囲気。で、なんで私がそんなところへ行ったかというと、エフーディの会のブースで売り子をするためである。
売るのは、「エフーディ」vol.1 松山・別子銅山吟行編、という同人誌。

エフーディvol.1 情報

『エフーディ』vol.1 松山・別子銅山吟行編

短歌と俳句の秘密結社、エフーディの会・有志が、俳句×短歌×詩×エッセイの本を作りました。
愛媛県・別子銅山の廃墟や、松山を吟行した記録です。
2014年11月24日、第十九回文学フリマに、まさかの上陸。全員交代で店番やります。

【執筆者】
石川美南(歌人)
川野里子(歌人)
神野紗希(俳人)
東直子(歌人)
平田俊子(詩人)
三浦しをん(小説家)

【発行】
エフーディの会

【主な内容】
それぞれの得意ジャンル(?)はもちろん、東直子の詩や三浦しをんの短歌が読めるのは『エフーディ』だけ!廃墟好き必見の内容!

・旅程表
・短歌(川野里子、平田俊子、神野紗希、石川美南、三浦しをん、東直子)
・エッセイ1(神野紗希、東直子)
・詩(平田俊子、東直子)
・エッセイ2(平田俊子、東直子、石川美南、川野里子)
・俳句(神野紗希、石川美南、平田俊子、川野里子)
・エッセイ3(三浦しをん、石川美南)

本文62ページ、A5判、カラー口絵入り

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毎月、夜の有楽町で繰り広げられる異文学交流歌会句会「エフーディの会」の有志で、今年の4月に、別子銅山に行ってきた記録を、一冊にまとめた同人誌。とにかく、読めば松山に行って伊予柑ジェラートを食べたくなり、別子銅山で谷口さんのガイドを受けながら三つ葉躑躅を仰ぎたくなる一冊です。

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午後の店番4人。みな、弱冠おすまし気味。

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妹です。
……いやいや、嘘です。
東北大学短歌会のブースのために上京していた、歌人and俳人の工藤玲音(れいん)ちゃんとツーショット。顔似てることないですか。

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遊びにきていた長嶋有さんにも遭遇。タートルズのリュックサックを背負わせてもらった。かわいい。

文学フリマの魅力は、いろんな同人誌が手に入ることはもちろんだけど、いろんな人と会って話ができる、社交場でもあるってところなんだと、参加してはじめてわかった。楽しかったなあ。

「エフーディ」vol.1、スピカのお店でも販売します。
送料込で800円、もしご興味ある方はぜひ。

スピカのお店

掲載句を、ひとつだけ。三津浜で作った一句。

醤油屋は日暮の匂い燕  紗希