俳句四季3月号、白い扉のことなど

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使い込まれた肉球。(首輪に「♀ 8歳」って書いてあるから、年とってるってわかる。眠ってばかりだしね)

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「俳句四季」(東京四季出版)3月号に寄稿しています。
「一枚の絵」という企画。ある一枚の絵を挙げて、自分の句とともにエッセイを書くというもの。
20世紀初頭のデンマークの画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイをとりあげました。

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あらためて好きだなあ、この静謐な雰囲気。現実の風物をきめ細かく描写していながら、どこか異界へ開けてしまっているような、ぞくっとするような絵が、私は一番好きじゃ。マグリットや、静物画が好きなのも、そういうことかな。

美術館へは、ひとりでよく吟行にいく。自分がからっぽになったとき、まずは足を運ぶ場所。

ひとつ絵に桃と骸骨夏の夕  紗希