鉄壁や扇と妻とてぬぐひと
きりんの家24日目「A子はなんでも知っている」
左の手は、阪西敦子さん。手が虚子っぽい。ちなみに撮影は、A子。
だいたい俳人というのは遊びまわるもんです。
句会行ってきます、というと若い男女がわいわい句会してやはりわいわい飲み会をして帰ってくる。俳人はなんというか俳句をやってない人には理解できないほど、俳人同士イチャイチャします。
電車の中で大声でアイドルの話をしている男子達のイチャイチャ、ガンダムが好きなイチャイチャ、女の子同士だって、BLというのかしらん(ふらんす堂の依頼で関さんが最近盛り上げている)そんな話題の時はイチャイチャしている。
文芸上の真は知らないけれど、文芸上のイチャイチャというのは確かにあります。
俳人は俳句オタクでありますから、もう一回言うね、俳人はオタクでありますので、そりゃ俳人同士はイチャイチャするに決まってるんです。
なんというか俳句をやっていない人にとって句会に行ってきますと言うのは「合コン」に行ってきますというのとあまり変わらないのかもしれません。いや、僕ら一生懸命句会や勉強会やってるんですよ。だからと言って我が家でね「る理ちゃん」とか「華ちゃん」とか言ってちゃいかんのですよ。可愛い子と遊んで楽しそうねっ、と多分こうなる。
そこで麒麟考えました。会わしちゃえばいいと、句会は無理だけど、飲み会に連れてっちゃえば良いやと。
この作戦は成功し、勉強会や句会に行くのはあまりブツブツ言いません。A子も友達が増えて嬉しそうです。
良い事かどうかはわかりませんが、A子はかなりの数の俳人に会っています。そして俳句は読まないけどやたら俳壇に詳しい。
最近は、どこの結社の誰はどの程度麒麟に優しい、とかまで覚え始めました…。うーむ…。で、僕の書いたものだけは読んでくれているのでマニアックな俳人の名前をよく知っています。
梓月、瓜人、つる女、郁乎、木枯、京童、そして井月。俳句を作らないのにやたら詳しい、それが意外と嬉しかったりします。
A子ちゃんいつもありがとう。
「俳句はよくわからないけど、色々知ってるよ」
ふふふ
じゃ
また明日