さかしまに胎児浮きたる寒椿
つわりも終わりを迎えかけたある日、私の妹と旦那さんと東京で焼肉を食べました。
旦那「なんで男の人は母乳が出ないんだろうね。出たら母親の負担はすごく減るのにね」
華子「え、想像するだけで気持ち悪いんだけど」
旦那「そう?」
伊藤理佐の『おんなの窓』で、作者が二ノ宮知子の子供に酔っぱらって母乳をやり、友人に「そんなひどいことするなんて、デスラーと一緒だ」と怒られる場面があります。あの青い総統ですね。
母親以外で初めて吸う乳首が、父親とか、自分で想像すると脳が拒否するけど、まぁ最古からその身体の仕組みが当たり前なのであれば、気持ち悪いなんて発想もないのでしょう。
旦那さんの休日はその日までだったので、彼は先に山梨へ帰り、私は翌日用事がひとつあるので妹の家に泊まったのですが、旦那さんを見送った後、妹が「あれって子育てする気がないと出ない発想だよね。いいじゃん」と言うので、それもそうかと思い、気持ち悪いと思ったことを反省しました。でも、別に最古からそういう身体のつくりじゃないし、やはり彼の考え方は理解できないなーと、ぼんやり思ったのでした。