2014年8月2日

祭から影放たれて夜の闇へ

メーカー :OMAS
名   称:Venice Carnival, 限定 0137/1458
ペン先  :18K, M
軸など  :真鍮ラッカー仕上げ、マスケラ(仮面)入りの大きな箱
吸入方式 :吸入式
購入日時 :2008/8/16
1482
1482.
 新品だけでなく中古万年筆も扱うとある店で衝動買いした。軸に書かれた模様の面白さ、キャップトップのポストの頭のような意匠、クリップのデザインの奇抜さ、ペン先に書かれた月と星のファンタスティックな味わい、これらすべてが気に入ったのだ。
 「箱も付きますので宅配便でお送りしましょうか」と訊かれて何を大袈裟なと思ったが見て驚いた。ペンに比してとてつもなく大きな箱だったのだ。しかも開けてみると写真のマスケラ(仮面)が鎮座している。ペンよりもこっちが主役じゃないの?と思うくらいだ。
 これはヴェニス・カーニヴァルという名前のペンで、かの有名なヴェニス(ヴェネツィア)の仮装カーニヴァルをテーマとしているのだ。クリップは大運河にかかるポンテ・リアルトを象徴すると言われるが筆者にはピンとこない。
 オマスOMAS(Officina Meccanica Armando simony = アルマンド・シモーニ工房)はイタリアの老舗でボローニャを本拠とする。美しいセルロイドやレジンの軸を得意とするがこういう金属製のものもある。デザインが奇抜でわくわくさせられるペンが多い。