2014年9月3日

秋風や檻の禿鷲誰の死待つ

 保育園の昼寝の時間は眠れなかった。眠ったら、からだのうちがわに息を潜めている穴に、たちまち食い尽くされてしまうのが怖かった。
 それでも保育園の先生は眠らないとおこるから、私は眠ったふりをした。先生がいなくなったころに起き出して、だれもいない運動場の遊具をながめながら、ひとり想像にふけって遊んだ。