蝶ふれてコスモス雫落としけり
祖母は生きることに没頭する人だったようで、どんなに悲惨なことも笑いながら語った。艦砲射撃がふってくる中で畑の芋を探すことも、死体を踏んで逃げまわることも。戦後はバリバリ働いて、その他に難しいことは考えない人だった。
繰り返し同じ話をしているようで、その語りが微妙に変化していくことが不思議だった。祖母は記憶と記憶のあいだに新しい意味のつながりを見出し、それを私に語った。
蝶ふれてコスモス雫落としけり
祖母は生きることに没頭する人だったようで、どんなに悲惨なことも笑いながら語った。艦砲射撃がふってくる中で畑の芋を探すことも、死体を踏んで逃げまわることも。戦後はバリバリ働いて、その他に難しいことは考えない人だった。
繰り返し同じ話をしているようで、その語りが微妙に変化していくことが不思議だった。祖母は記憶と記憶のあいだに新しい意味のつながりを見出し、それを私に語った。