2014年12月15日

レジスター打つ音おでん煮ゆる音

14日までの一週間では文学における〈場〉について論じた。この一週間は打って変わって日本語にまつわることどもを述べてゆきたい。
東京に白金(しろかね)という地名がある。小松英雄の『日本語を動的にとらえる』によれば金属名を表す白金は観智院本『類聚名義抄』の表示でも「しろかね」である(「か」は濁らない)。ここで気になるのは「シロガネーゼ」という言葉である。既に存在する語をもじったり略語・複合語を作ったりする際に清濁が変化することはよくある(e.g. 秋葉原>アキバ。もとは「あきばのはら」等)が、wikipediaによれば「シロガネーゼ」には命名者がいて、「か」が濁るのは誤読に基くのだそうである。一方で牛込の白銀は「しろがね」である。
その読み分けがわかった上で気になるのはアクセントで、わたくしは白金を「低高低低」で読むが、白銀はどうなのであろうか。一般名詞と同じく「低高高高」で良いのだろうか。知っている方はご教示くだされたい。