2015年3月4日

またの名をつけてもよろし犬ふぐり

若い世代を育てていこうという稲畑汀子先生の大志によって、昭和五十四年に戦後生まれの俳人のために生まれた句会がある。俳誌「ホトトギス」の野分会だ。昨年に発足三十五周年という一つの節目を迎え、私もその句会で研鑽に励ませていただいている。

平成二十二年からは稲畑廣太郎先生が選者を務めていらっしゃり、野分会との出合いによって自身の俳句への意欲が大いに高まった。たった一つの句会が、その人の人生を変えることもあるように思える。先月の月例会の兼題の一つが「いぬふぐり」だった。