肉を喰ふかなしみ指に檸檬染む
新宿駅の近くのラーメン屋でつけ麺を500gともやしを500g平らげてきた帰りの電車内で、ライザップの広告を見た。ライザップは最近頓に宣伝広告を出している、ダイエットに特化したジムのようなものであるようだ。筋肉トレーニングと執拗な食事制限でダイエットを成功へ導く。月謝はかなり高額だという噂だが、要は禅寺に入って警策を受け続けるようなものである。今まで2度のダイエットを成功させてきたぼくからすれば、ダイエットに失敗する人のほとんどは心が弱い。いま反感を覚えた読者も少なからずいらっしゃるだろうが、そもそも太ってしまったのは糖と脂肪の誘惑に負けたからであるので文句を言ってはいけない。ぼくも子供の頃から肥満児だったので、気持ちは大変わかる。美味しいものは糖と脂肪で出来ている、というのは至言だ。
はじめにダイエットをしたのは、高1のときだった。失恋したショックとはじめての俳句甲子園でキャプテンを務める重圧で飯が食えなかった。それで少し体重が減ったことでダイエットの楽しさに開眼し、調子に乗って10kg強痩せた。2回目は、高校受験と大学に入ってからの暴飲暴食で膨れ上がった身体を、一人暮らしを機にリセットしようという考えからはじまった。そうやって今年の半ばまでに15kg痩せたが、最近また太ってきた。
数日前に飛行機の中でぶっ倒れる話を書いてしまったので、たまには健康的な話をしようと思う。ズバリ、どのようにすれば痩せるのか。答えは「食べずに動け」。これだけである。もっと現実的なことを言うなら、「炭水化物を食べずに普段と変わらぬ生活を送れ」ということである。僕の経験からすると、脂肪よりもはるかに炭水化物の方が身体への影響が大きい。それは、主食がみな炭水化物だからである。炭水化物が糖に変わるので、つまり糖分もとらなければ痩せることができる。それ以外はどれだけ食べても良いし、蒸留酒ならば飲んでもよい。そして、大事なのは「毎晩痩せた自分の姿を妄想してから眠ること」である。恋人がいない時期に、痩せてモテモテになった自分を妄想する場合の効果が最も高い。注意しなければならないのは、痩せたからといってモテモテにはならないということである。犯罪心理の先生がTVで言っていたが、思い込みや自己正当化が激しい人がストーカーになりやすいらしい。
さて、これを機にまた今日からダイエットをはじめよう。よく句会を共にする男子大学生の仲間は痩せて見えても意外にお腹がぽっこりしている割合が大きいので、ご一緒にどうぞ。山口優夢さんの「体重計日記」は確か最終的に1.4kgの減量に成功したが、今回の目標はその約2倍の3kgとする。只今の体重は67.8kg(さっきパスタを食べたばっかりなので、ちょっと多め)。ちなみに僕のダイエット理論に医学的根拠はないので、確かに痩せるが健康にはならない気がする。それにぼくは、女の子もお米もふっくらしているほうが好きなのです。