2016年4月3日

着ぶくれて扉叩いてまはるなり

まだまだ1月31日(水)。そして、トラブルの方にも続きが。公衆電話はカード式ばかりで、浅知恵で作った2フランは役に立たなかった。仕方がないので、ともかく電車に乗って市街へ向かうことに。だいぶ遅くなったのでKさんとは会えず、直接アパートを訪ねてみる。
アパートは、LodgisというWebサイトを通して予約してあった。メールでのやり取りがかなりアバウトで不安だったが、日本の業者の半額以下で借りられた。2階の部屋でフリチャーさんという担当の女性が待っていると知らされていた。幸いすぐにアパートは見つかり、予め聞いていた暗証番号ですんなり中へ。アパートは小さな中庭を囲む形で3棟に分かれていた。当然ながら入口は3つ、2階にはいくつも部屋がある。事前にもらっていた写真を頼りにA棟と見当をつけて、あとは腹をくくって片っ端からドアをノックしていく。時間は23時、ドアから顔を出す住人たちは、パジャマ姿だったりバスローブ姿だったり。本当に良い迷惑だ。結局、部屋は見つからず、この日は近所のホテルに泊まり出直すことにする。