2016年4月12日

バスに乗り込めば岬に春の虹

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引き続き2月7日(水)。カスカイスから約30分でロカ岬に到着。すぐ後にシントラからのバスも到着し、また日本人の二人連れが降りてきた。カスカイスから一緒だった二人とあわせて、日本人ばかり6人が辺境の地で顔を合わせる。どうやら日本人好みのスポットらしく、インフォメーションで到達証明書を受け取る時も係の女性から「カオルさん」「マリコさん」とさん付けで呼んでもらった。
外は平らな草地で、その先がいきなり断崖になっている。左右に海岸が続いているせいで今立っているところが岬だとは実感しにくいが、そそり立つ断崖は、確かに地の果てを感じさせてくれる。はるか下に、波しぶきの泡が層をなして溜まっていた。帰りのバスの時間まで絵葉書を書いて過ごす。時雨れたり晴れたりしているうち、虹が立った。