2016年7月7日

缶チューハイ女子寮のみな洗ひ髪

「アンハッピーエンド」

 七夕伝説には、色々なパターンがあるようだ。最もポピュラーなのは、天界で身なりもかまわず布を織っていた織姫と、真面目な牛飼いの彦星が、付き合い始めた途端に仕事をおろそかにするようになったので、怒った織姫の父が、二人の間に川を作り、一年に一度だけ会えるようにした。というもの。
 さすがや…と、つい思ってしまう。
 なんつうか、付き合って、堅実さがちょっとダメになってしまうって感じが、いい。
 「所帯ちゃんとしたいから、牛の面倒みなさいよ!」って、大抵女の方が言い出しがちなのだが、一緒にダメになっちゃうところが、織姫の可愛いところなんだろうなあ。