2017年5月11日

咲き残り躑躅いよいよ疎ましく

躑躅は春の季語だが、まだまだ咲いている。今日は躑躅で有名な根津神社へ。月に一度行っている超結社の女性だけのグループの吟行である。この会を結成したのは西暦2000年。その時に50歳未満、つまり1950年以降の生まれの女性たち20人で結成した。その後メンバーの多少の出入りはあったが、句会への出席は全く自由。その日に都合のついた人が参加するが、この数年は毎回10~12人というところ。主に都内で行事や季節のスポットを訪ねている。夏は冷房、冬は暖房が欲しいなどという軟弱句会なので、美術館や博物館などの屋内吟行をすることもある。今月はまだ屋外で何とか……。

最初からのメンバーの岩田由美さんや高浦銘子さん、藺草慶子さんたちとの付き合いはそれ以前に遡る。いずれも、引き合わせてくれたのは大屋達治さんだ。大屋さんは私と同じ昭和27年生まれだが、4月1日が誕生日なので学年はひとつ上。「たつはる」という名は、同じ誕生日の三好達治から頂いたものだそうだ。本人は学年が1年上だと思っているせいか、よく面倒を見てくれた。あれこれプロデュースやコーディネートが好きで、吟行を計画しては声をかけてくる。千葉の動物公園へは藺草さんと岸本尚毅さんの4人で行ったはず。どこかに蓮池があって、私は〈蓮の葉のまぶしきものをこぼしけり〉などを作った。この句は岸本さんが一応褒めてくれたので、第2句集に入れた。藺草さんは、トレードマークのジャンスカと雅子さまヘアーだったのを覚えている。雅子さまのほうがずっと後の話だけれど。