2012年2月26日

上履の落書きまみれにて余寒

『ブルース・ブラザーズ』『青い春』『ピンポン』。 あなたが萌えた映画を3本答えなさいと言われたら、 今のところこう答えようと思っている。

『ブルース・プラザーズ』はもう、 出所した兄貴分のジェイク(ちょっとメタボ)をベッドで寝かせるために、 自分は床で寝てしまう弟分(のっぽ)のエルウッド、 という序盤のシーン。 人生で最初に観た映画(父親と母親と、母親の胎内にいた私で見た)、 かつその後も幾度となく観た映画ではあるが、 小さい頃はカーチェイスのシーンでげらげら笑い、 「俺たちは神の使いだ」という名台詞を真似たり、 食堂のおばちゃんを演じるアレサ・フランクリンの真似をして 踊ったりしていただけだった。 数年前の正月に実家で見たら上記のようなシーンがあり、 しばし絶句した。

『ピンポン』は、 大倉孝二演じるアクマの「…ちょっと泣く」のセリフ。 この一言でしばらく大倉孝二ブームが私に来た。

『青い春』。 この映画を初めて観た、 高田馬場のものすごく中途半端に汚部屋だった自室を思い出す。 遊びに来た友人が上から目線で部屋の汚さをけなしてくるので、 普段滅多に怒らない性質なのに 急に猛烈に腹が立って「文句があるなら帰れよ!」 と叫んだ。 6〜7年前の話だが、人にまとまって怒りをぶつけたことは あれ以来ない。

今日のおやすみBGM。 『青い春』で実に印象的に流れる一曲。 恥ずかしいけれど、我が青春のバンドと言わざるを得ない。

今日のおやすみBGM/ thee michelle gun elephant“ドロップ”