春の月 闇・道化師のサギーは燃え
前略
今夜は、すこしなつかしさを感じる場所にいます。この場所が、かつてよくやったカードゲームのことを思い出させるからでしょう。コナミの遊戯王デュエルモンスターズです。
遊戯王カードは、平たく言えば、基本的には、キャラクターのカードを戦わせながら、相手プレイヤーのライフポイントをゼロにすることを目指すカードゲームです。絵もそれなりに描きこまれていて、キャラクターも、本当にかっこよく描かれたものから、思わずクスッとさせられるユーモラスなものまで、種類に富んでいて魅力的だったし、基本のルールもそんなに複雑じゃなく、とっつきやすくて、友達とよくやったのを覚えてます。
闇・道化師のサギーは、生贄にするくらいしか用途がない弱いモンスターなんですけど、なんだか憎めない顔をしてるんですよね。あの色使いと顔のゆがみ具合が好きでした。カードはたくさんあつめたんだけれど、どうしたんだっけか。捨ててはないと思うのだけど。
では、また明日。
草々
3月17日
“遊戯王カード帖”より
福田若之