2012年6月18日

新緑の積み木危ない方に積む

話を海外生活に戻す。今のところ、もっとも衝撃的だったのはフィンランドに行く船内での出来事である。友達のドイツ人のスティンは特別なコネを持っていたらしく、僕達は運よくクルーズに無料で招待された。夜に出発して、次の日の朝フィンランドに到着し、その夜に帰るという強行日程で、実際の観光時間は5時間だった。ヨーロピアンにとっては、旅行よりも船内でお酒を飲んで騒ぐ方が主たる目的らしい。僕達は出発の夜、船内にあるディスコに行った。シャイなので誰にも話しかけられずに一人で踊っていると、いきなり女の人が話しかけてきた。「Where are you from?」「Japan」と答えると「オー!ヤーパン!」と彼女は答えた。スウェーデン語ではJの発音は脱落される。名前はクラウディいい、ペルー生まれだがスウェーデンに移住してるらしい。彼女は6人の友達と来ていたが、いきなり「私の部屋に来なさい」と腕を掴まれ連行された。どうにか事なきを得たが、あの時に外国人の積極性を思い知った。相手がどう思うかとか、気にしないのだろうかと思った。

その後、彼女とはこちらからは一切連絡を取っていなかったが、一度だけストックホルムに遊びに来た際にしつこく呼ばれたので会いに行った。韓国のK-POPが大好きらしく、大使館に協力を得て街中で大きな韓国関連のイベントを計画するらしい。僕を言葉のサンドバッグにして自分の好みをまくしたてるのはまだ許容できる、というかやめてくれと言えないのが僕の弱さであるのだが、どうか日本の文化とごちゃまぜにだけはしてほしくない、という気持ちが芽生えた。日本人としての自覚の萌芽としてわかりやすい例だと思う。