2012年7月2日

俳諧は蠅蠅蚊蚊蚊ふとかなし

俳句をつくる

俳句をつくるのは、とても難しいです。けれども、そうとばかりは言っていられないので、なにか指針のようなものが欲しくなります。

ところで、このバラバーン君は、仕事というものにはどれもきまったやり方がある、といっていました。泥棒よけの装置のついた金庫の場合には、金庫破りは常にひとりで仕事をしなければならない、なぜなら誰も信用できないから、というのです。第二に、決して一箇所で長く仕事をしてはいけない、なぜなら手口を知られるから。第三に、時代の精神と共に歩み、その専門分野の新知識はすべて吸収しなければならない。それと同時に伝統と程のよさを守ることが必要である。(…)

(カレル・チャペック「金庫破りと放火犯の話」 栗栖継訳 『一つのポケットから出た話』晶文社・1997年 所収)

このバラバーン君の言う「仕事のやり方」、なんだか俳句のことを言っているような気になりました。実地に移すのはやっぱりとても難しいのですが、ちょっとゆっくり考えてみたいと思っています。