ででむしは煙のごとし其をつまむ
橋を渡る
地図を実用で、という場合、このところはもっぱら「グーグル・マップ」を使います。住所さえわかれば、地図帳よりも便利に目的の場所がわかります。
ところが、グーグル・マップは地図じゃない、と、最近わかりました。月島あたりを数時間も散歩して、いくつも橋を渡り(橋が趣味なのです)、帰宅してから、「あの橋は何という橋だろう?」と(橋の名をチェックし忘れ)、パソコンでグーグル・マップを開いたところ、なんと、橋名がないのです。川の名前も、よほど大きなものでないと載っていない。橋の名、川の名のないものを地図とは呼びたくない。
ポケッタブルな地図帳が要るな、と。
パソコンで地図をプリントアウトすればいいや、と、たくさん持っていた携帯地図をまとめて捨ててしまったことを大いに悔いたのでありました。