2013年1月13日

なりゆきの変わりて肩の雪は華

井上陽水の歌が好きで、LPレコード(何年ぶりに思い出した言葉だ)も数枚持っているし、コンサートにも行ったことがある。あの人は楽器のような声で歌う。美男子ではないがエレガントだ。「氷の世界」というのがあって、真夏の特に暑い日に一日で作った曲だと聞いたか読んだかしたような。

雪は思って嬉しく、降って嬉しく、ひどく降られて難儀するものだ。初めて雪を意識したのは、父が出征するので、父の里、新潟に移り住んだ年。東京近辺暮らししか知らなかった母は、夫の居ない夫の里で、大事にされて暮らしには困らなかったが、日の射さない毎日の曇天に、途方に暮れたそうだ。父が暮らしたことのある新潟大学医学部の寮は、六花寮といったと思う。