2013年1月15日

予めアイツと決めし雪の玉

小学校は戦時中に通い始めた。国民学校で学んだ人は、そう多くないし、新制中学校の二期生というのも数が知れている。小学校は何回も転校し、中学も一度転校した。時代がそうさせた。

夫の転勤で思い掛けない地に住むのは、旅行とは違ってなかなか面白かったけれど、転校を何度もするのは、余りよいこととは思えない。しかしその地その地で親友は居たし、親友とは言えないが気になる男の子も居た。勝手なもので、気の合った子しか覚えていない。嫌な子も居たはずだけれど、私の記憶装置は精密でないらしく、嫌いな子まで記憶する能力はないらしい。

生まれ育った地で結婚もして、その地にずっと住み着いている人を、羨ましく思うこともある。