にこやかな張飛翼徳春時雨   徳本和俊

「張飛翼徳」は、三国志にも登場する武将の一人。豪傑で知られ、劉備の左腕として大きなはたらきをした。
そんな豪傑の張飛が、にこやかな表情を浮かべているのは、安心するような、ちょっと怖いような。表情から感情を読み取ろうとする緊張感をおぼえる句だ。フルネームなところもいい。「飛」「翼」という字が、春という季節の空のひろやかさを思わせるので。

  

船団の若手が立ち上げた俳句サイト「関西俳句なう」より。

  

この「関西俳句なう」では、ときどき楽しい特集が組まれるのだが、現在の企画は「夢句会・勝手にベスト7」。

なんでも、執筆者がそれぞれ、あるテーマを元に、そのメンバーが一堂に会した句会を見たいと思う俳人7人を選んで、夢のオーダーを構成するというもの。第一回は、掲句の作者、徳本氏による「夢のハーレム句会ベスト7」。なんとスピカの3人も、オーダーに。ちなみに、私はキャッチャー。キャッチャーが一番好きなポジションなので嬉しい。

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