良き人ではなく「善き人」。善いの反対は、必ずしも、悪い、ではない。善くない、もある。
善くない人はきっとそんなにわがままではないだろう。(悪い人はきっとわがまま)
善悪について考えると果てしないような気持ちになるが、
「すこしわがまま」という不思議な距離からのさらりとした理解があざやか。
このフレーズに「稲の花」という季語を持ってきたことによって、地に足のついた一句になっている。
『大白鳥』(角川書店、2011)より。
良き人ではなく「善き人」。善いの反対は、必ずしも、悪い、ではない。善くない、もある。
善くない人はきっとそんなにわがままではないだろう。(悪い人はきっとわがまま)
善悪について考えると果てしないような気持ちになるが、
「すこしわがまま」という不思議な距離からのさらりとした理解があざやか。
このフレーズに「稲の花」という季語を持ってきたことによって、地に足のついた一句になっている。
『大白鳥』(角川書店、2011)より。