「心」「見た目」という平明な言葉を使い、内容も分かりやすい。
それでいながら、単純なルックス至上主義にはとどまらないのは、
「見た目」に対して「心」と、少しずらしているところにあるようだ。
観念論ではなく唯物論的な思想かと思いきや、
万物に「心」が宿っていると信じているようでもある。
「だいじ」と言いつつ、ってなんでやねん、というノリツッコミが聞こえてきそうなのは、
扇風機というちょっととぼけた機械(きれいな花などではなく)だからこそか。
「心」は結局、「見」える。ような気がする。
「はがきハイク 第6号」(2012.7)より。
西原天気さんは7月の「つくる」(「虫の生活」)にご寄稿くださりました。