「古事記」は日本最古といわれる歴史書であり、「聖書」はキリスト教の経典だ。
単純に比べることが出来ないものであるにも関わらず、
こうして並べられ、聖書のほうがまじめだと断言されると、なぜか納得させられてしまう。
「まじめ」だから良い、などのニュアンスではなく、主観なのに客観的な文体が面白い。
それでもなんとなく、まじめではない「古事記」を愛している気がするのは、
かろやかでやわらかな「ゑのこ草」が優しくなびく様子が見えてくるからだろうか。
「星は渦巻」(『俳コレ』邑書林、2011)より。