「君」というくらいだから、きっと恋人や親しい友人なのだろう。
自分の「耳袋」を君がつけてみたら可笑しいだろうなあ、と、クスクス笑っている。
この「べし」は推量で、「君」と一緒にいるのではなく、
今は自分が付けていて可笑しくもないただの「耳袋」から、「君」のことを思っている。
マフラーや手袋ではこうはならない、耳袋だからこその楽しさである。
岡本春人編『定本岡本松濱句文集』(富士見書房、1990)より。
「君」というくらいだから、きっと恋人や親しい友人なのだろう。
自分の「耳袋」を君がつけてみたら可笑しいだろうなあ、と、クスクス笑っている。
この「べし」は推量で、「君」と一緒にいるのではなく、
今は自分が付けていて可笑しくもないただの「耳袋」から、「君」のことを思っている。
マフラーや手袋ではこうはならない、耳袋だからこその楽しさである。
岡本春人編『定本岡本松濱句文集』(富士見書房、1990)より。