名は祈り猫の子に付けやるときも   照屋眞理子

子どもの名前とは、その子にどんな風に育って欲しいかという思いを込めてつけられるもの。
何気なく呼ばれる人々の名前のすべてに、祈りが込められているかと思うと愛おしくなってくる。
そして「猫の子」に名前をつけるときもまた、それは「祈り」であるという。
「名は祈り」というフレーズが、シンプルであるゆえ力強く響き、
猫の子をはじめ、名づけられたすべてのものの明るい未来を、読者も祈らずにはいられない。

『やよ子猫』(角川書店、2012)より。