2006.8.22産経新聞出版発行
近義松編著『俳人兎月集』
京都で久留島くんに無理言って、
どうしても行きたい、なんとしてでも行きたいと案内してもらった瓢箪専門店がありまして、あぁこれこれ、これは可愛い、と買ってきた瓢箪、これは普段ぶら下げて楽しんでます。
最近、夜になると、明かりを減らして陰翳礼讃、机に瓢箪を置いて、触ったり、振ったりして、ニコニコお酒を飲むのが楽しみです。
俳句を作るためじゃなく、ただただ瓢箪を触りながら飲む、これが楽しい。嘘じゃないよ、結構ほんとだよ。
いやー、なぜか八回も続いてますが、今週も大島兎月さんです。
< strong>種売の筆ちょと置きて種の中
種売ですけん
鉛筆に紐つけてある飼屋日記
まめにね
ぺとぺとに腐れし尻の種へちま
ぺとぺと…。
土手焼くや土手が曲れば燃え曲り
それはそうなり。でもそれを作るには出かけないといけません。
へちま日記蚕日記と教室に
あー、楽しそう。へちま日記つけたい。
せのびしてへちまにとどく頭かな
そいっ
寝がへれば湯たんぽ鳴りぬことことと
あー、落ち着くぅー。
わらび山に全校生徒ちらばれる
わー!わー!
鹿少し動きし記写真かな
鹿「ふふん」
夜相撲に大先輩が来てをりぬ
嬉しくて、結構うざい、それが先輩なり。
萱刈つて旺んに歌を唄ひをり
華やかな人生より、豊な人生がいい。少なくとも体には良い。
我が顔を遊び場にして蠅二匹
うぜ、また来た、ぺっ、うぜ
あ、読み終わっちゃった、兎月さん今回で終わりです。楽しくて飽きのこない俳句がたくさん詰まっていました。皆さんも良かったら買ってください、これ、良い本です。
じゃ、次は何やろう
ばーい