2003.8.10 邑書林刊行『セレクション俳人14 中田剛集』より。
いやー、動物園行って来ました。ちょっと動物の俳句を作らないといけなくて、真面目なので実物を見に。
楽しいですねぇ、大人になるとワクワクドキドキが少なくなりますからね。
手っ取り早くドキドキさせてくれるものの一つが動物園ではないでしょうか。いつ行っても、実物は想像と違うし、もっと面白い。
中田剛さんの『竟日』が読みたくなったので、読みます。これ、24歳の時なんですよね、うーん、すごいなぁとしか言いようがないけどすごい。俳句は努力でかなりのところまで何とかなると思うのですが、岸本さんや中田さん、田中裕明、もっと前だと波郷とか、ぞっとするほど早熟な人達の作品を読むと、わわわとなります。
湯ほてりの目に鯨幕はためいて
気持ちよく。
実朝忌柵をなほしにでたるまま
ちょいと柵を。好きな句です。
鳥風や蓋ある壷とない壷と
これもすごく好きな句です。ちなみに蓋の無い方が好きです。
花狩へひとりは眉毛なかりけり
色々と、美しい世界。
畑打ををへたるふたり墓のまへ
今日も無事終わりました。あたたかな俳句。
帚木に男ばかりの夕餉して
ズズッと汁を吸う音などして。
鰻屋のまくらがり水ほとばしり
鰻屋はそんなとこ。そんなとこがまた、美味い。
朝の蟬わく藍つよき箸置も
ちゃんとした、朝と朝食。箸置がよく見えてくるところがすごい。
強霜へはちはちとせる数珠の音
数珠や坊主が出てきたら早熟なわけでもないけれど、いやいや、渋いし、やっぱりうん、渋い。あ、好きな句です。
十一月をくるぶしのすこやかな
あぁなんて心すこやかな。
『セレクション俳人14 中田剛』は、なんと第一、第二句集、両方全句収録です。これはぜひ、何が何でも買っておいた方が良いと思います。
じゃ
ばーい