野風~呂⑥

鈴鹿野風呂句集「野風呂第一句集」
京鹿子発行所 大正15.7.1発行

俳句系の人と会う時には、いやー、僕、あんまり働かないですよ、楽ですね、いやー、あっはっは。とか言ってたんですが、どうも皆それを信じて僕が働いてることを信じない。これはマズイと最近は、いやー、きっついですね、不景気で、たまらんですわー、あっはっは、と言うようにしているんですが、本当は別にきつくないです。普通です。

とか書くからいけない。

じゃ、野風呂さんの続きです。

中元や小作はなべて黒砂糖

そう、言いなさんな。

魚影の大きくよぎる夜振かな

ぬぬーっと。

花火打つ人や中州に二三人

居ます。

魂をぬかれし口や昼寝人

かなり寝てます。

大部屋に二人離れて昼寝かな

仲悪いわけではない。

浴衣着て旅館の舟をのりまはす

ひゃっほー。遊びはこうでなくちゃ。

夏帯をさらさら解きてゆあみかな

ゆあみだよ。さらさらと。

今年又子のふえて居る蚊帳かな

野球チームが出来ちまうぜ。

一人居る心やすさや煽風器

煽風器と扇風機って、煽風器のが激しそう。ぶるんぶるん。

じゃ

ばーい