平成2.11.20 富士見書房刊行
俳句研究別冊 能村登四郎読本
俳句が上達するために一番大切なの事ははなんですか?
と、突然聞かれて、すっかり油断していたので、あぁ、どうしようと思ったけれども、結局…
体力です。
と答えてしまった。
僕の場合、良い句を手書きで抜きながら句集を読む場合、一回に集中できるのは、約3千句ぐらいまでだと思う。それを過ぎると、頭の中がカラカラになり、真っ直ぐ歩くのも辛い状態になる。なんで3千句かと言うと、池内友次郎の全句集がそれぐらいで、前にちょうど読み終わった時にパタンと集中力が切れてしまったから。読むのには体力が要る。
旅をすると俳句が出来るけれど、これも体力が要る、体力が切れると眠ってしまうので、せっかく旅に出ても出来る俳句が少なくなってしまう。作るにも体力が要る。
仕事等で精神的に疲れても俳句を作るには、これまた体力が要る。体力が腐った心に勝つことが出来れば、仕事をしても俳句を手放さないことが出来る。
あとは、運が大切だと思う。師や先輩、友人、もしくは良い句集や絵画や音楽にたまたま出会えれば、きっと俳句にとってプラスに違いない。あとはどうしても文芸を中断しなければならない時期や事情なんかもあるだろうから、やはり運も必要。
体力と運、なかなか合ってるじゃないかと、翌日思ったけれど、もちろん俳句とは何が必要ですか?と聞く人はそんな答えを待っていないだろうから、場がぽかーんとなる。
良い句集と良い句座があれば、ぐらいな答えが無難だろう。
ということで、今日もダイエット器具で腹筋をする。
腹筋→背筋→大俳人。
である。
『寒九』の続きより、この句集は面白いので三回やります、今日は二回目。
ながし目をして行き過ぎし流れ海苔
あぁ、海苔、ぐらいの。
瓜人先生羽化このかたの大霞
大好きな瓜人先生。歌丸師匠と瓜人先生と西村麒麟は同じ誕生日です、自慢です。
酔すこしありてはづみし祭寄付
勢い。
もはや脱ぐものなき竹の照し合ふ
安心してください、照らします。
老いてなほ深入り癖やしぶり梅雨
ますますの。
笑ひたる後しんしんと夏やつれ
あっはっは、はぁ…。
水着ショーなど終りまで見てしまふ
なんとなくの二時間ドラマぐらいの感じ。
箒木のづんぐりむつくり雨の中
づんぐりとむっくり。
衰残やごきぶりこころもち減りて
一匹見たら三十匹は、って話本当なんだろうか。土佐に居た時に見たゴキブリ、ムカデ、蟷螂は化物みたいに大きかったなぁ…。
季(とき)すぎし西瓜を音もなく食へり
これ大好きな句です。小さい口で、静かに食べる。
昔ほど男は佳けれ白絣
昔はいい。
溺るる夢このごろは見ず鰯雲
あの情熱をもう一度。
逃げ腰のままうかがへり秋の蟹
コンチワ。
遊び着を買ふ秋麗にさそはれて
いい気分で買う。
みちのくの僧たち来たり菊の月
これが本当のうれしそう。
良い句集だな、もう一回やります。
何回まで続くのかは、僕だってわかりません、ただこういうのは、さくさくやらない方がいいんです。
じゃ
ばーい