ぎょぎょ、もくもくもく13

2013.9.14青磁社刊行
『魚目句集』より。

大きな動物を見るとわくわくします。
カバ、キリン、象やサイなんかが元気よく動いているのを見ると、わぁ!となります。

想像していたよりも、わぁ!となりますので子どもの頃以来動物園に行ったことのない人はぜひ行ってみて下さい。

先日、奈良に行って来たのですが、東大寺だなんて、大仏でしょ?いやぁ、今更ねぇ…、と思いながらも超王道の奈良、東大寺の大仏様を観てきました。小学校の修学旅行以来です。

ものすごーく感動しました。

東大寺は大人になってから、もう一度行った方が良い。わぁ!となります。

さて句集『草心』の続きから。

養鯉とは大小の露踏むことか

そうなのか。大人の趣味は菊に鯉。

手をつきて母病む頃の草紅葉

病んだ人にある透明感。草の一字が清潔。

秋の夜のこぼれしままの水の玉

そのままに、それはそれで綺麗な。

ばらまきし如くに虻や昼の冷え

きらきらとばらばらと、虻だけど。

風邪寝してたぶたぶと水打つさまを

あぁ、水打ってんだね。寝ていると、そういうのも嬉しい。

雪げむり鯉はうろこのまま煮込み

ぐっつぐつ。

酒断ちて晩年は足袋愛しけり

大人しく。なるのかなぁ、僕も。

初夢の光悦の耳うごきけり

ぴくりん。前にどうしても行きたくて光悦寺を訪ねましたが、人が少なく良いところでした。

山はなれゆく春月を机より

幸せだなぁ、と思うのは。

初花や水をあるきてえびのあし

海老の透明で繊細な美。

この秋や鯛を波より抜き上げし

よいしょー。

これでもかなり削っているのですが、好きな句が多く進みません。あと一回『草心』やります。

じゃ

ばーい