鷹羽狩行を修行中⑩

2017.6.1ふらんす堂刊行
  「鷹羽狩行俳句集成」より。

実家の尾道に帰っています。ぶらぶらしているとたくさんの猫達と会えるのですが、嬉しいのはそのほとんどが触らせてくれるところ。

触りたいならどうぞ、という顔の猫をそんならちょっと失礼触らせていただく。来たり来なかったりと懐いているのかいないのか、よくわからない猫という生き物、あぁ可愛いなぁと。もう数日、休みが取れたので、猫を探しに行こうかと思います。

『十友』を読んでいきます。

獅子舞の獅子の眠りの耳あそぶ

獅子舞の獅子可愛い。

餅で餅叩いてどんどの灰落す

とんとんと。

鶯が来て出前きて仮住まひ

出前一丁。

薬草の束あをあをと夏の家

むわっとにおう。

パナマ帽かぶり一見好々爺

その正体は。

フォアグラや水飯の世は遠く去り

フォアグラやぁ!

鏡餅大(だい)のチーズと冬ごもり

スイスの句です。楽しい冬ごもり、多分美味しいワインもある。

羽子板を抜け出しごときお前かな

私かな。

新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ

ジョーっと。虚子の白酒の句を思い出しました。

落ちぶれて電柱に鳴く山の蟬

落ちぶれてすまん。

たのしさは支度にありて秋祭

ご近所さんとわいわい準備をする秋祭。

じゃ

猫探しに出かけるので

ばーい