京童さんをどうしょうかー8

先日どうしても梅が見たくなって茨城に行ってきました。寒いので売店のような茶店のような、休憩所のような所に、近所のおっさんやおばさんが集まって昼からお酒を飲みながら、赤い顔して大きな声であーだー、こーだー、わぁわぁ、あはあは、とやっとるわけです。ビールを飲みつつ梅アイス(美味)をぺろぺろしながらそのおっさん達を見ていると、僕もじきあーなるに違いない、と五十年後ぐらいを想像して楽しくなりました。

時は流れて2064年、麒麟78歳…

あつこ姉さん「きりんちゃん、若い(78)ねぇ、ほら柿の種たくさん食べな」

村上さん「あなたがぼやぼやしているから年金ももらえないのですよ、貯金ぐらいなさいよ」

文姉さん「あ、きりんちゃん血圧の薬とお酒一緒に飲んじゃだめよ」

レーナ姉さん「きりんちゃんそれ敦子の老眼鏡よ、きりんちゃんの老眼鏡は机の上よ」

麒麟「う、鶯や…」

あつこ姉さん「きりんちゃん若い(78であっても)ねぇ、ほら柿の種をたくさん食べな」

文姉さん「きりんちゃんそこトイレじゃないよ」

村上さん「そうそう、今日は梨がありますよ、よく冷えていますよ」

麒麟「ぼ、盆梅や…」

こーじ君「あ、麒麟さんが泡吹いてます」

あつこ姉さん「こーじはしっかり者だね、偉いねぇ、きりんちゃん柿の種が…」

麒麟「め、目に見ゆるものみな俳句…」

あつこ姉さん「よっ、麒麟」

村上さん「あなたの俳句はこれから(78)ですよ、精進なさい、あまりふざけてはいけませんよ」

未来はきっと明るい

さ、京童さんを読もうかな

山門を夏蝶高く渡りけり

力強いよ夏蝶は

夏蠶飼ふ家の女房やせてをり

苦労をかけちゃいけないよ

夕立風櫻落葉のしきりなる

しきりであったことよ

戻り来て矢張り涼しき茶店かな

ふー、あー、ここ、最高

蜜豆や電気螢の瀧かかる

何はさておき蜜豆がうまい

蜜豆のうすつぺらなる匙をとる

でも蜜豆がうまい

睡蓮の鉢の沈める金魚かな

金魚には良い玩具

塗りたての閻魔さまなり詣でたる

ぴかぴかしてます、新しいし

遊船の障子の外の料理かな

気になっている料理かな

萩の下くぐりて蓮へ下る径

蓮を見に行くよ

母と居て話もなしや鉦叩

照れ屋なだけなんです

月待つや折から虫も鳴き出でて

待ってるぜ、月

にぎやかな音とはなりぬ芋の雨

わいわいがやがやとにかく明るし

美しき柿の目に入る茶店かな

美し過ぎる柿

蜩に帰りのことを思ひをり

あー、どうやって帰ろう、めんどくさいなぁ、とは京童さんも考えたに違いない。

触れてゆく枯萩にゐし蝶々かな

あ、蝶々、うん、感動は大切です。

ちょっと今日は四ッ谷で楽しく飲んでいて…、もうこれ以上はスマホの文字が見れないのでこのへんで、ばーい、ふー、帰るぞー…