名前カッコイイ細川加賀2

そう私麒麟今年29歳、太ってきて、ダイエットなるものを開始いたしました。辛い、実に辛い、走っては腹筋背筋あぁ辛い辛い。

そこで発明したのがエアフラフープ!汚い部屋でフラフープをぐるぐるしているかのように、ぐるうりぐるうり…はは、こりゃ腰も細るわいなぁ

って僕は何をしとるんだろう…、あぁビールが、ビールが飲みたい

え?きりんのへや?あーはいはい、俳句ね、細川加賀でしょ?やるやるやるよ、うふふふふ。

今日は第二句集『生身魂』から、僕の大好きな句集、読めばわかるさ、さぁ行くぞ、うりゃー

燈火親し声かけて子の部屋に入る

よお、と息子の部屋に入ってみたい

大足の大股に行き入学す

息子さんの事なんですけど、大足はどこか波郷を連想させます

箱庭に李白のごとく反りにけり

品良くえへん

瓢箪のみなちひさくて捨てられぬ

あぁ可愛くあわれ瓢箪

水ぬるむ豆腐屋へ子がひと走り

お小遣いをあげたい

壬生狂言淫らなことをちとしたり

ちとが大人にたまらん

まつくらな橋渡り来て踊りけり

どこか不安で美しい

牛の仔が啼いて林檎の木に林檎

こんな掛軸が欲しい

昼寝妻ちひさき鼻をつけにけり

可愛いやつめっ、好きよ的な

生身魂ひよこひよこ歩き給ひけり

おぉ生身魂様がひよこひよこ、あぁ可笑しい

寒鯉をぐるぐる巻に新聞紙

リアルだなぁ、新聞紙が「寒」をより生かします

二三日よく晴れて山眠りけり

あっというまよ、清々しくキスミントぐらい気持ち良い俳句

草の矢にあたりてわれは死ににけり

楽しい俳句のはずなんだけど、どこか、ぞくっとしてしまうのは僕だけかなぁ…

生野菜には塩ふつて春を待つ

水っぽさが伝わる

月まどか長い手紙を書きにけり

青畝の長い芒と加賀の長い手紙を俳句界の二大「長い」と認定しました、今

鯉こくが熱くて月のうらの山

大好きな俳句、うまそうで清らかで神秘的ですらある、鯉こくが食べたい、今

いつまでも膳が出てゐてほととぎす

満腹でぼーっとするぐらい嬉しい事はないです、ほととぎすが効いてる効いてるー

さ、来週も加賀です、いや、やるよ。

じゃ、ばーい