古川柳風俗辞典で遊ぼう 3

「商売の巻」「旅の巻」より

昨日お神輿をかつぎました、僕をよく知ってる人はわかると思いますが、似合わないでしょ?うん、僕もそう思うんです。団体競技やらみんなで何かをする事がとても苦手な僕としては、お祭でまさか自分が神輿をかつぐ事になろうとは思ってもいませんでした…。人が少ないとかなんとかでかつぐ事になってしまったのですが、とても根が暗い僕でありますから、数日前から気分がとても沈んでいました…、荒くれ者達とワッショイワッショイと言えるのだろうか…、ハイタッチしておつかれー、とかできるだろうか…。そして当日…

ワッショイワッショイ♪
あ、あれ…、ワッショイワッショイ♪なんか、楽しいぞ…、ソレソレソレソレ♪おぉぉ、ワッショイワッショイ♪楽しいじゃないかぁ!!

ネクラは死ぬまで直らぬものだけど、なんだってやってみるのも良いかもしれないと思った28の夏でした。

えーと、今日も古典川柳やります。

医者さんにわたしが毒といわれやす

「短命」という落語が楽しい

外料をまつりのなりで呼びに行く

外料(がいりょう)は今の外科らしい、これ祭らしくて良いですね、ちなみに僕はすぐ「すみません」と謝り逃げます、喧嘩しない

京鶉もけいせいほどにうそつかず

桂庵(けいあん)は京鶉と書いたりもすらしい、奉公人の紹介所ね。商売だからねぇ…

竹馬をうらへ引き込むかかあたち

竹馬は田辺さんの説明によると

「一種の古着行商者。絵で見ると、四本足の竹の枠をつくり、それへ古切れや古着をかけたのを、前後に天秤棒でになって売りあるいた。」

らしい。下町の下女がお得意らしいのでかなり安かったのかな、下北とかで僕も竹馬になろうかな…

お勝ならもっと上がれと夜蕎麦いい

賭場へ蕎麦を売りこみに行こみに行ったらしい、ゴツイ兄さん達でズズズーっと蕎麦をすするのは迫力がありそう

夜乗った馬は日記にはねて置き

こんな句ばかり載せてるといい加減スピカから苦情が来そうだけど、このあたりのページ、こんな句ばかりなんだもん…、旅日記に二百文とか書かれているとだいたいそうらしい、相場はなぜか二百文らしい。

間男を知って旅立ち煮え切らず

いつの世も悪い男がわんさかいるもんです、別に男だけ悪いわけじゃあないとも思うんだけど…。

旅送り江戸これぎりの所まで

ぞろぞろと見送ってもらえる旅立ちがしてみたい

旅の留守帰った夢でうなされる

悪い事してちゃいけない

知らぬが仏留守中の礼をいい

おいおい…お江戸は間男だらけか…

旅戻り子供が先へ触れて来る

父ちゃんが帰って来たよー、という可愛らしい句。良かった良かった、たまには心あたたまる川柳を紹介しないとね。

あぁ…、体が筋肉痛で辛い…、肩が痛い…、そんじゃ寝るのでまたね

バーイ