職場では希望すれば昼にお弁当(タダじゃないよ)が出るんですが、まぁそんなにすごい美味しいわけじゃないんです。でも昼飯前になると「今日の弁当は何だろう?」という話題で少し盛り上ります、「またシャケじゃないっすかァ」とか言ってお昼がやはりシャケだった場合、「マジかよ、力出ねぇよ」と言い合って少し盛り上ります。「シャケばっか食わせやがってよ、明日は多分コロッケだぜ」とか言いながら意外と楽しんでます。
そういう貧しい話は可笑しくて良いもんです、生きてるなぁと思います。
えーと、古川柳やります、嫌だじゃない!やります、言っとくけどまだまだ続くからね。
「若人の巻」より
●十三と十六ただの年でなし
娘さんの話ね、俳句の世界は十代~五十代くらいまで若手な不思議な世界。
●涼みたがるはむし付いた娘なり
「ちょいと涼んでこようかしら」は今で言うと「電車があるし」「明日一限があるので…」、ええ、男が出来たって話。
●目をぱちぱちでさそい出す憎いこと
目がぱっちりした悪くて可愛くて憎いアンチクショウ
「おちゃっぴい」の説明が良い
田辺さんの名文を見よ
こまっしゃくれた下町風の小娘である。元気いっぱいにとびあるき、おきゃんで、おしゃべりで、大人の小言をふふんと鼻のさきであしらい、憎っていだが憎めない。大概器量よしで、早熟で、切れながの目にはもう色気がある。
田辺さんの「おちゃっぴい」に対する愛がすごい…。
●よしねいと前を合わせるおちゃっぴい
痛い目にあってもみたい
●おちゃっぴい鼻の穴から烟を出し
背伸びして煙草なんて吸っておちゃっぴい。またまた田辺さんの文章が良い。以下引用
「ワーイ、タバコなんかへいちゃらよ」
ワーイって田辺さん…、でもワーイとか言うおちゃっぴいとホッピーなんか飲みたいぜ
●傾城につめられ親父にはぶたれ
どうにもならない馬鹿息子ほど可愛い
●ざしき牢ああ月われを亡ぼせり
川柳で座敷牢とくれば馬鹿息子をこらしめるところ、つまり月見に吉原に行って散財して、座敷牢行きになってしまったという事、まぁ楽しく遊んだんだしね…。
●銚子への路銀に払う銀ぎせる
いやー、ためになるかはわからないけれど、楽しいなぁ古川柳。ふむふむ…、品川→遊ぶというように、銚子というと勘当息子が行くところと相場が決まっていたらしい。つまり、銀ぎせるを売って銚子までの路銀にせよという句。うーん、句だけでここまで読めるかなぁ…。
●銚子をも見た親方でわけがよし
親方も昔道楽なさった
●相傘も男まかせの横時雨
「おっと濡れるよ、こっちにおいで」「あら、麒麟さん優しいのね」そんな幸せが僕に訪れても良いんじゃなかろうか…
●心中はほめてやるのが手向けなり
死ねば仏、優しい良い句じゃないか、古典川柳はなにもスケベな句ばかりあるわけじゃない、よく読めばふっと良い句がある。
●日本橋馬鹿をつくした差向い
こういう川柳で日本橋が出てきたら、そくざに心中未遂を思い浮かべないと読めない、うーむ、川柳を読む道はまだまだ遠いなぁ…。
この本を読んでも、川柳や俳句がうまくなるかは知らないけれど、川柳や俳句をより面白く読む時ヒントがあちこち載っている気がします。
勉強というよりは寝転がって面白がって読むのが楽しい本です、解説の文章が面白いしね。
そんじゃ台風だし、酒でも飲んで寝ようかな。
ばーい