ミスター零⑦

杉本零句集「零」
平成元年二月二十一日、杉本零遺句文集刊行会発行

二年ぶりぐらいに開成高校の句会にお邪魔しました。テレビで見るクイズとかなんとか(テレビ無いからよくわかんないけど)で見る開成高生は、ほんまに高校生かいな(あの俳句みたい)という印象ですが、句会にお邪魔すると、みんな若くてまじめに俳句を頑張っていてとても好感が持てます。

こんなおじさんになっちゃダメだよ、というのを教えないといけないと思い、酒や夜遊びの俳句ばかりを出してややスベッテきました。

前にお邪魔した時は郁良さんの左右に座って居たのはゆーむと村越くんだったかな。で僕の俳句をゆーむがダメダメと批評するのです、懐かしいなぁ。今回は左右が若ちゃんに平井くんと、おー、なんだか時間はどんどん過ぎていくんだなぁと…。

そういえば二年前に行った時も隣は淳姉だったような気がするなぁ、これはなんだか変わらない味、小豆バーみたいで嬉しい。

あの可愛い高校生達もゆくゆくは若ちゃんや平井くんのように浴びるほどお酒を飲むようになれば良いなと、そして僕とも遊んでくれるような優しい子になって欲しいと思う29歳の秋でした。

えーと、零さんね、はーい、やるって、大丈夫。零さんはねぇ、どんなまくらとも相性が良いから素敵。

さ、先週の続きね。

おでん屋の硝子戸歪み開きけり

おでん屋は人間くさくなきゃいけない

師走人タクシーの扉が咥へ込み

特に都心は悲しい、世のお父さんもお母さんも頑張ってます。あ、僕はお金ないからタクシーなんざ乗りません、歩く。

ふところ手して見送りし一事あり

無かったことで、はい、大人なんで

サンドイッチ菫の束とありにけり

菫とは洒落てる。スミレさんってサザエさんに出てくる綺麗なお姉さんだっけ

鼻つけて覗きゐる子や蝌蚪の水

鼻の穴を洗っているわけではない。鼻で吸って口で出すわけではない。

春寒や些事に躓く人心

人間交差点(名作です)

たけのこの尖に挟みし値札かな

よく見てる!そこが挟みやすい

目も鼻も無くてひたすら浮いて来る

関係無いんだけど、僕長湯でこんな感じになるまでリラックスします。でもこれはそういう句じゃないけどね。

花火淋し畳みかけても途絶えても

どうしたってダメなのね。花火を眺めつつ淋しそうな顔つきで、ふーっとため息をつきながらクイっと冷やでやってですね、ハハって力なく笑う、そんな零さんは絵になりますな。

あ、僕?だめだめ、ぷはぁ~のくぅ~だもん、まだまだ哀愁がでない。

零さんね、実はまだ半分もページが進んでないんですよ、あぁびっくり、嬉しや。

そんじゃまた、ばーい