よい天気

田園の鍵

6月、日経新聞「美の十選」というコーナーに、絵画についてのエッセイを寄稿したとき、挙げたかった一枚。「青空」というテーマで十枚選んだんだけど、マグリットで一枚となるとやっぱり「光の帝国」を選んでしまうんだよなあ。ということで、この絵は「田園の鍵」というタイトル。この絵を見るといつも、冨澤赤黄男の次の句を思い出す。

ガラス窓壊れてしまうよい天気

描かれた内容はもちろんのこと、妙にあっけらかんとしているところも似ている。不条理を当たり前のように受け入れているあたりが共通しているのか。

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ふらんす堂「女の俳句」脱稿。女性が詠んだ俳句ではなく、女性が詠まれた俳句を集めてエッセイ書いてます。今回のテーマは「髪」。髪は女の命というけれど、詩歌の世界ではまことその通りという伝統を目の当たりにしました。

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